赤ねこち、なんな?

【赤ねこ誕生秘話】 

今からおよそ百年前の江戸末期、大分県臼杵市平清水(ひらそうず)ちゅう港町に、とーてん商売に長けた新興商人らがおったんと。

 けんど五万石の城下町には殿様から保護された特権商人がおっち、新興商人達を嫉んじ

「平清水の赤猫」ち呼んじ蔑み、交易の利権を巡っち争いが絶えんかった。

 平清水の豪商、大塚幸兵衛はなかなかの人物じ、知恵者じ勇気があり、かつ商売が上手かった。ある時、長げえこと続いちょったこの争いを、一晩じひっくり返しち、解決しち

しもうた。

 以来、臼杵藩を経済面じしっかり支えち、町はどんどん発展しちいった。

赤猫の「質素・倹約・反骨の精神」は現在まで臼杵市民にしっかり受け継がれち、近年「赤猫まつり」が開催されるようになった。

 コンセプトは、招く福、笑う福、商う福の「ショウフク赤猫まつり」じ、毎年4月29日に開催され、今年で15回目を迎えた。

 商売繁盛の「赤猫社」は臼杵市平清水の福良天満宮に祀られちょる。いっぺん来ちみらんせ。立派なもんで。

 それじかい、勇気・情熱・挑戦の赤猫精神を具現化したのが、招福赤ねこ「嘉門君」なんじゃわん。無病息災・商売繁盛、ハッピーかもん!ちゅうち、出会った人を元気に、幸せにしちくるる、ち云われちょる。ご縁に感謝。

 

 赤ねこ堂

雨の甚吉坂石畳

  赤ねこ社